リズ・チャルフィン 個展「人新世からの視点」
会期:2023年11月24日(金)−11月27日(月)会期中無休
時間:10:00-20:00(最終日27日は18時まで)
場所:ART SITE 25(〒910-0006 福井県福井市中央1-20-25 三井ビル B1)
リズ・チャルフィン(Liz Chalfin)はアメリカ・カリフォルニア州出身のアメリカ版画界を牽引するアーティストとして版画やドローイングの制作・展示活動を国内外で積極的に行っています。写真製版や銅版画技法など多様な手法を用いて、パンデミックや気候変動など自然界と人類の不安定な状態やその危うい関係に対する感情を作品として表しています。本展は、2019年から2023年のかけての5つの異なる版画シリーズのセレクション展です。
作家ステートメント
人新世とは、人類の活動が地球の気候や環境に大きな影響を及ぼしている地質時代を指します。
私たちはこの気候の変化を、強力な嵐、激しい山火事、上昇する海面、極端な気象、新たな疫病として経験しています。心理的にも社会的にも、混乱、不安、否定、回避、悲観とともに。私は長らく、このような状態を教訓的な信条としてではなく、体感として自らの作品に描き出すことに興味を持ってきました。
作家プロフィール
リズ・チャルフィン(Liz CHALFIN)
アメリカ・カルフォルニア州出身のリズ・チャルフィンは、幼少期をアメリカとオランダで過ごしました。大学で版画の魅力に出会って以来、精力的に創作活動を展開しアメリカ国内外で作品を発表していまず。リズの作品は、多くの美術館や図書館にパーマネントコレクションとして収蔵されています。また、Mass MOCA、Artist Proof Studio、Vermont Studio Centerなどでのアーティスト・イン・レジデンスも多数経験しています。
アーティストであると同時に環境や人体に優しいノントキシック版画研究の第一人者としても世界的に知られる。2000年にマサチューセッツ州にZea Mays Printmakingを設立し、そのディレクターとして多岐にわたる活動を行っています。
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